もったいないことをした!?【会計士は計画的にスキルを獲得すべき】

こんにちは。

 

先週は為替が大きく円高方向へ動きました。

週末時点では1ドル105円60銭とやや戻したようですが、一時は104円台前半まで円が買われていました。

過去に売上のほとんどが海外というような会社を担当していたことがあるのですが、その時は毎朝為替相場をチェックするのが習慣になっていました。

その癖が今でも続いていて毎朝為替相場をチェックしているのですが、大きく円高方向へ動いた時は今でもちょっとドキッとしてしまいます。

 

そんな私のプロフィールは以下のとおりです。

 

  • 90年代後半に第二次試験に合格し、大手監査法人に入所
  • 監査業務を中心にIPO支援、その他コンサルティング業務にも従事
  • バックオフィス系部署や地方事務所での勤務、大手監査法人間での転職も経験
  • ほぼ規定年数でシニアマネージャまで昇進

 

私はこれまで20年近く監査中心でやってきたのですが、「もったいないことをした」と思っています。

もしこれらの時間を他の仕事に振り向けていれば、今とは違うもっと有用なスキルが身に付いていたはずです。

それを監査という潰しの効かないスキル獲得に費やしてしまったおかげで、今になって苦労をする羽目になっています。

こうなるのが分かっていたら、独立開業しても食っていけるように計画的にスキルを身に付けるようにしておくべきでした。

 

このブログを読んでくれている同業者の皆さんは、同じ過ちを犯さないようにしてくださいね。

 

監査は5年やれば十分

昔は監査を極めることがパートナーへの道なのだと思っていたので、とことんまで監査を極めるべく時間を惜しんで監査を追及してきました。

そのおかげもあり今の私は、質の高い監査を実施するスキルが身に付いています。

でも監査法人でパートナーになれなければ、こんなスキルはクソの役にも立ちません。

監査法人で居場所を失い転職を考えるようになった今、身に沁みて感じます。

 

「監査ができる」ことはパートナーになるための必要条件ではありますが、十分条件ではありません。

パートナーになるためには「新しいビジネスを構築する力」が何よりも求められることを考えると、監査は早々に卒業するべきだと思います。

ましてや監査法人でパートナーを目指す気がないなら、5年以上は監査をやってはいけません。

 

監査法人に入所して5年もすれば、会社法監査のインチャージくらいは務めているはずです。

早い人なら規模の小さい上場会社のインチャージを務めていることだってあるかもしれません。

 

監査のスキルが潰しの効かないスキルであることを考えれば、これくらいで十分であり、これ以上貴重な時間を監査に費やすべきではありません。

 

監査のスキルはパートナーにでもならない限り、クソの役にも立たない

先を見据えることが大事

監査法人でパートナーになれる比率は、せいぜい同期10人の中で1名程度です。

【悲報】監査法人でパートナーになるのは無理ゲーだった
こんにちは。 監査法人で働いているスタッフやマネージャの皆さんの中には、がんばっていればパートナーになれると信じている方も多いのではないでしょうか。 でも今の時代に普通の公認会計士が監査法人でパートナーになるのは、はっき...

 

パートナーになれない普通の会計士たちは、今の私のようにいずれ監査法人での居場所を失うことになってしまい、40代で監査法人を去らざるを得なくなります。

 

キャリア形成は、このことを念頭に置いて考える必要があります。

 

私はがんばっていればパートナーになれると甘く考えていたので、多くの時間を潰しの効かない監査に割いてしまいました。

その結果、監査法人を去らなければならなくなった今になって、困った状況に追い込まれてしまっています。

 

こうなることを見越して独立開業に必要なスキルでも身に付けていれば、今とは違う未来があったはずだと悔やまれてなりません。

 

40代まで監査中心でやってきて申告書も書いたことがないような会計士が独立開業してもうまくいくはずがありません。

でも今から会計事務所に転職して自分よりも若い人に教えを請うには、年を取りすぎてしまっています。

 

若い人なら多少の失敗は許されるものですし、必要なことも喜んで教えてくれるものです。

でも年を取ってしまうとそうはいきません。

失敗してしまうと「今まで何をやってきたいのか」と叱られ、必要なことを知らないと「こんなことも知らないのか」と罵られるのがおちです。

 

40代で軌道修正しようと思ってもそれが如何に難しいことなのか、皆さんにも理解しておいてほしいと思います。

 

監査法人に残れるのは同期の中で10人に1人程度。このことを念頭に計画的なスキル獲得を目指すべき

競争相手の少ないスキルを身に付けよう

今の日本に公認会計士は4万人近く、税理士は8万人近くいます。

これだけの人数がいる中で差別化を図っていくなら、競争相手の少ない分野でのスキル獲得を目指すべきです。

 

もし私が20代に戻ってやり直せるなら、修了考査が終わった直後に監査法人を退職し、転職エージェントにM&Aや事業再生領域などに特化して少数精鋭でサービスを提供しているようなブティック型コンサル会社を紹介してもらっていたと思います。

そこで5年を目途にサービス提供のノウハウを吸収して、35歳くらいまでに独立開業することを目指すと思います。

 

※ブティック型とは

 

M&Aや事業再生領域を経験しているのは会計士に中でも一握りです。

その分野で専門性の高いサービスを提供していくノウハウを身に付けることができれば、他の会計士や税理士と競合することはありませんので、一日で数十万円の報酬を得て年収は5,000万円以上なども夢ではありません。

 

同じ努力するなら競争相手の少ない分野で競争すべき。転職エージェントで会計士が立ち上げたブティック型のコンサル会社を紹介してもらい、そこで働かせてもらうのも一つの方法

まとめ

私は定年まで監査法人で働けると甘く考え、監査のスキルを獲得することに注力してしまい、今になって苦しんでいます。

仕方ないので今更ながら方向転換しようともがいているのですが、40代で方向転換することは容易なことではありません。

 

20代、30代の皆さんは、どうか同じ過ちを犯さないようにしてください。

幸せな会計士人生を送るためにも、将来を見据えて必要なスキルを若いうちに身に付けるようにしてください。

 

監査法人で働くことにこだわっていると40代になって私と同じように苦しむことになってしまいますので。

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