日ごとに市場価値が落ちていく【公認会計士の転職市場での価値】

こんにちは。

 

トランプ大統領が日本時間の6日に退院しました。

一時、症状が悪化していたとも言われたトランプ大統領ですが、蓋を開ければ入院からたった3日での退院となりました。

退院時「20年前より調子がいい」とのコメントを出したようですが、大統領の職に留まるのは簡単ではないということなのでしょう。

私ならチャンスとばかり一日でも長く休むことを考えていたと思います。

 

そんな私のプロフィールは以下のとおりです。

 

  • 90年代後半に第二次試験に合格し、大手監査法人に入所
  • 監査業務を中心にIPO支援、その他コンサルティング業務にも従事
  • バックオフィス系部署や地方事務所での勤務、大手監査法人間での転職も経験
  • ほぼ規定年数でシニアマネージャまで昇進

 

 

皆さんは転職市場での自分の市場価値について考えたことはありますか?

市場価値が高い人ほど多くの企業が欲しがる人材であり、思い通りの転職を実現できることでしょう。

一方で40代半ばになってしまった私を欲しがる企業は多くなく、転職に苦戦していることを考えると、残念ながら私の市場価値は「低い」ということなのでしょう。

 

こんな私でも過去には市場価値の高かった時期があったはずです。

それはいつだったのでしょうか。

 

今回は公認会計士の転職市場での市場価値について考えたいと思います。

 

公認会計士の転職市場での市場価値

公認会計士は会計や監査、経営、管理のスペシャリストであり、これらのスキルを必要とする企業は少なくありません。

このことを考えると公認会計士の転職市場での市場価値の源泉は、公認会計士が有する「スキル」であるといえます。

 

一方で公認会計士になるためには現在でも10%前後の難関試験を突破する必要があります。

この公認会計士試験に合格した人材は、論理的思考に優れ、問題解決能力があると考えられます。

また学習期間が長期に及ぶことを考えると強いストレス耐性が身に付いていると考えられ、仕事においても活躍が期待されるポテンシャルが高い人材といえます。

試験に受かったばかりで実務経験のない会計士が一般企業に採用されるのは、このポテンシャルを買ってのことであり、もう一つの価値の源泉は「ポテンシャル」であるといえます。

 

「スキル」と「ポテンシャル」。

これら2つが公認会計士の転職市場での市場価値を決めています。

 

「スキル」と「ポテンシャル」が公認会計士の市場価値を決める

 

ピークは20代後半から30代前半

公認会計士の転職市場での市場価値は「スキル」と「ポテンシャル」の合計で決まります。

「スキル」は実務で行うさまざまな業務を通じて獲得できます。

 

皆さんも経験があると思いますが、新しいことを始めると最初は知らなかったことをどんどん吸収して面白いようにスキルが身に付きます。

でもそれもある一定期間を過ぎると同じことの繰り返しになるため、思うようにスキルは上がらない状況に陥ります。

このことをグラフで表現すると以下のような感じです。

 

 

横軸が時間、縦軸がスキルを示しているのですが、最初は面白いようにスキルを身に付けていくのですが、時間とともに身に付くスキルが逓減していくのが一般的です。

 

一方でポテンシャルは年齢とともに減少していきます。

ただし減少幅は一定ではありません。

20代のうちは減少幅は小さいものなのですが、30代に入ったあたりから減少幅が大きくなり30代半ばを過ぎると急速に減少していくのが一般的です。

そのことをグラフに表したものが以下になります。

 

 

ポテンシャルはいわば期待感であり、年齢とともに減少していくのは仕方ないことです。

通常は減少したポテンシャル分を補うようにスキルが身に付き、「市場価値」を押し上げるものです。

 

しかしながら身に付くスキルは一定期間を過ぎると逓減することから、ポテンシャルの減少分を補いきれず、スキルとポテンシャルの合計で表される「市場価値」は急速に減少していきます。

 

そのことをグラフに表したものが以下になります。

 

 

多くの人の転職市場での市場価値は20代後半から30代前半の頃にピークを迎え、その後急速に価値を落とすことになります。

もちろん少数の例外もいると思いますが、多くの会計士がこのような経緯を辿ることになると思います。

 

公認会計士の市場価値は20代後半から30代前半にピークを迎える

 

価値を落としたくなければ

自分の価値を落としたい人はいないと思います。

ではどうすれば価値を下げずに済むのか。

 

「ポテンシャル」の減少分以上の「スキル」を身に付けていけばいいのです。

 

ただし監査スキルは監査法人以外でのニーズは決して高くありませんし、公認会計士であれば誰でも有しているスキルであり希少性もありません。

パートナーになることを目指すのであればいいと思いますが、必要以上に監査スキルを高めることに意味はありません。

できれば監査スキルは修了試験までにマスターしておき、晴れて公認会計士になった後はそれ以外のスキル獲得を目指すのが理想です。

 

実際に転職活動をしていると、プラスアルファの能力として英語力を欲している企業が意外と多いことに驚かされます。

グローバル展開している企業では在外子会社の管理に英語力が必要ということなのだと思います。

このことを考えるとTOEICで700から800くらいのスコアを目標にして英語力を高めておくのも一つの方法だと思います。

 

あるいはコンサルティング能力を高めておくのもいいと思います。

一般事業会社の経営者が企業内会計士に期待するものの一つに既存業務の業務改善の推進があります。

組織内外の関係者を巻き込んで業務改善を推進できるようコンサルティング能力を高めておくのもいいでしょう。

 

価値を落としたくなければ英語力やコンサルティング能力など新しいスキルを補充し続けることが必要

 

市場価値の高いうちに

監査法人でパートナーになれるのは同期10人のうち最も優秀な1人のみです。

残りの9人は私と同じようにいずれは監査法人での居場所を失い転職を考えることになります。

そうであるならば市場価値の高いうちにセカンドキャリアを考えるべきです。

 

実際に転職活動してみればすぐに分かることですが、30代の会計士向けの求人数は、40代向けとは比べ物にならないくらい多いものです。

これは換言すれば30代の会計士がそれだけ自分の思い通りの転職を実現するチャンスがあるということです。

 

タイミングを逃せば私と同じように40代になって苦しむことになります。

そうならないように市場価値の高い30代前半のうちに転職を果してほしいと思います。

 

監査法人で働く9割の会計士はいずれ転職を考えることになる。そうであるならば高く売れるうちに転職すべきである

 

まとめ

今回の転職では複数の転職エージェントを利用しており、現在の転職市場にある求人情報はほぼすべて入手しています。

それでもやはり40代の会計士向けの求人は思ったよりも少ないというのが実情です。

 

これから定年までの期間、生活のためと割り切って働くなら少ない選択肢から選べばいいことです。

でもどうせ働くならやりがいをもって働きたいと思うのは誰でも同じではないでしょうか。

 

自分が楽しめる環境で働きたいと思うなら選択肢の多いうちに転職を果すようにしてください。

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