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辞めたくて仕方ないのに我慢してしまう【監査法人で働く会計士の転職】

こんにちは。

 

「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。

 

監査法人で働いている同業者の皆さんの中には、監査法人を辞めたいと思っているにもかかわらず、我慢して働いている人も多いのではないでしょうか。

 

私と一緒に働いている同僚の中にもそういう人が数多くいます。

 

なぜ辞めたいと思っているのに、我慢して働き続けてしまうのでしょうか。

 

我慢の先に幸せが待ってくれていればいいのですが、実際にはどうなのでしょうか。

 

会計士たちが我慢してしまう理由

監査法人で働く会計士たちが嫌だ嫌だと思いながらも、現状に我慢して働き続けてしまう理由は以下にあるように思います。

目標がない

公認会計士になった人の中には、目標をしっかり持って公認会計士になった人たちがいます。

  • 独立開業して自分の会計事務所を持つ
  • 事業会社のCFOになる
  • IPOを数多く手がけ、IPO請負人になる

これらの目標を持って会計士になった人たちは、目標達成のためにやるべきことが明確になっていますので、監査法人で経験すべきことが経験できれば、とっととキャリアチェンジしていきます。

 

一方で明確な目標なくして公認会計士になった人たちは、漫然と監査法人で働きがちです。

本来であれば将来のためになるようなキャリアを積み重ねていかなければならない時に、興味や面白みを微塵も感じていない仕事を漫然と続けてしまい、大事な時間を大量に消費していきます。

そしてそのことに気付きもせず、不満を垂らしながらも上司や先輩の指示に従ってしまう。

これが明確な目標なくして公認会計士になった人の実態だと思います。

 

「目標がないから、次にやるべきことが分からない」

そんな人ほど嫌だ嫌だと思いながらも監査法人で我慢して働き続けてしまっています。

正常性バイアス

人間は自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまいがちな生き物で、この特性を「正常性バイアス」と呼びます。

東日本大震災の時、住んでいる地域に大津波警報が出ているにも関わらず、ここまで津波は来ないと何の根拠もなく思い込み避難しなかった結果、津波に流されてしまった人たちが多くいたそうです。

 

これと同じことが監査法人で働く会計士の中でも起きているのではないでしょうか。

 

「パートナーにはなれそうもないけど、10年後20年後には状況は好転して、誰もが安心して定年まで監査法人で働き続けることができる時代がきっとくる」

 

こんな夢みたいな幻想を抱いているから、将来はとっくに失われているにもかかわらず、気付かない振りをして、監査法人で働き続けてしまっているのではないでしょうか。

勘違い

辛いことを耐え忍んでいると、「自分は頑張っている」と勘違いしてしまう人が少なからずいます。

こういうタイプの人も辞めたいと思いながら、我慢して監査法人に残ってしまいがちです。

 

自分のキャリアに繋がるようなことに打ち込めているなら確かに「頑張っている」と言えるのですが、パートナーや先輩たちの不合理な扱いをいくら耐え忍んでも、何の意味もないことは冷静なれば誰でも分かることです。

にもかかわらず我慢することが日常になってしまっているほど、我慢している自分は頑張っているのだと勘違いしているのではないでしょうか。

 

意味のないことにはどこまで行っても意味が生まれることはありません。

それなのに我慢していることに意味を持たせようとするから、勘違いの原因になるのではないでしょうか。

 

会計士が監査法人で我慢し続けるのは、目標がなかったり、正常性バイアスが働いたり、勘違いするから

 

我慢の先にあるもの

監査法人を辞めたいと思いながらも我慢しながら働き続けている会計士たちは、思っている以上に多いように思います。

 

これら我慢しながら監査法人で働き続けている会計士たちに、幸せが訪れることはあるのでしょうか。

 

 

残念ながら我慢して働いている限り、これらの人に幸せが訪れることはないでしょう。

 

私も監査法人を辞めたいと思いながらも、上記の3つの理由で監査法人に残ってしまいました。

その結果、今になって監査法人で居場所を失ってしまい、苦しい立場に追い込まれることになってしまいました。

我慢しながら監査法人に残っても、ほとんどの人が私と同じ道を辿ることになります。

 

夢中になることができない仕事で、評価を得られるような結果を残すことはできません。

夢中になって打ち込めるからこそ、結果を残すことができるのだと思います。

 

我慢して監査法人で働き続けている人は、早くこのことに気付くべきだと思います。

 

夢中になれない仕事では結果は残せない。我慢して監査法人に残っても結果が出せなければ居場所を失うことになる

 

まとめ

監査法人ではパートナーになれない人に居場所は残されていません。

これは構造的な問題であって、今後も好転することはないでしょう。

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そのような監査法人で我慢し続けて残る意味は何もありません。

 

監査法人で我慢しながら働いている人は、一刻も早く夢中になれる仕事を見つけるようにしてください。

世の中にはさまざまな仕事をありますので、探せばきっとあなたにも夢中になって打ち込めることができる仕事を見つけることができるはずです。

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