会計士が転職エージェントを利用する際の注意点【利用中だから分かる】

こんにちは。

 

「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。

 

私がシニア時代に転職した頃は「転職エージェント」などという便利なサービスはなかったため、独力で転職活動に取り組んだのですが、見事に失敗しました。

 

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なんとか知人に助けてもらい今に至っているのですが、今回の転職では40代の転職ということもあり、積極的に転職エージェントを利用させてもらっています。

 

そんな転職エージェントなのですが、実際に利用してみると、注意すべきことがいくつかあることに気付かされます。

 

今回は監査法人で働く公認会計士が転職エージェントを利用する際の注意点について書きたいと思います。

 

転職エージェントを利用するメリットとは

転職エージェントを実際に利用してみて感じるメリットは以下のとおりです。

さまざまな求人案件にアクセスできる

転職エージェントが保有する求人案件には公開案件と非公開案件があります。

公開案件については、インターネット上で公開されており、誰でも案件の概要を見ることができるのですが、これは転職エージェントが保有する案件の一部にすぎません。

マイナビ会計士のように全体の8割が非公開案件という転職エージェントもあることから、できるだけ多くの求人情報を集めたいと考えている人は積極的に転職エージェントを利用すべきだと思います。

また転職エージェントの中には、ジャスネットキャリアのように独自ルートで求人案件を集めているエージェントもあるのですが、そのような求人案件は転職エージェントを利用しないと巡り合うことはできません。

 

日本公認会計士協会が運営しているJICPA Career Naviは会計士向けの求人情報を掲載しているのですが、これは公認会計士向け求人のほんの一部に一部にすぎません。

 

転職を考えるなら、できるだけ多くの求人情報を集めてその中からベストな仕事を選ぶべきです。

通常社内の者しか知りえない情報が入手できる

転職エージェントのキャリアアドバイザーたちは、求人企業のさまざまな情報を持っています。

求人企業の担当者から直接聞く話もそうですし、実際に面談を受けた求職者や入社した求職者から聞く話もあります。

これらの話の中には良い話と悪い話があるのですが、特に悪い話についてはなかなか外に出てくることがありませんので、求職者にとっては貴重な情報となります。

 

転職エージェントは、求人企業や求職者の信頼を一気に失う可能性のあるミスマッチを何より嫌いますので、求人企業の悪い話も含めて知りうる限りの情報を教えてくれるものです。

 

転職後に実際に担当することになりそうな業務の詳細をあらかじめ教えてもらってから応募するかどうか考えることができるのも、転職エージェントを利用しているからこそできることだと思います。

 

独力で転職活動に取り組んでいても、集められる情報には限界がありますし、情報の真偽も確かめようがありませんが、転職エージェントを利用することによって、これらの限界はなくなります。

客観的な意見が聞ける

労働市場の動向をずっとウォッチしている転職エージェントだからこそ、彼らの客観的な意見を聞くことには価値があります。

 

例えば自分の労働市場での価値がどれくらいあるのか理解できていなければ、給与等の待遇に関する交渉もままならず、相場を無視した要求を突き付けてしまい、決まりかけていた話をぶち壊してしまうことだってあります。

あるいは反対に交渉をうまく進めることによって、もっと高給を狙えていたにも関わらず、安値で自分を売ってしまい、年収ダウンに甘んじなければならないことだってあるかもしれません。

 

求職者が有するスキルやこれまでのキャリアを客観的に分析し、労働市場での市場価値を的確に計ることで、転職の成功率は格段に向上するはずです。

 

転職エージェントを利用する際の注意点

上記のようなメリットが享受できる転職エージェントなのですが、実際に利用している中で感じた利用上の注意点は以下のとおりです。

主体は自分であることを強く意識する

転職は自分のためにするものであって、さまざまな判断は自分が行わなければならず、決して転職エージェント任せにしないことが必要です。

例えば今後のキャリアについて悩んでいても、エージェントがその悩みを解決してくれるわけではありません。

エージェントは、あくまで相談を通じて「悩みを整理する手伝いをしてくれる存在」に過ぎません。

このことをしっかり理解しておかないと、満足な転職は実現できないように思います。

 

私も担当アドバイザーとたくさんの話をしましたが、やり取りする中で自分でも気づかなかった自分の考えを新たに発見することがいくつもあり、転職活動においてプラスになっていると感じます。

 

「転職するのはあくまで自分であり、自分自身が主体的に考え行動する必要がある」

これを忘れてエージェントに依存してしまうと、思うような転職は果たせないように思います。

転職エージェントの立ち位置を理解しておく

転職エージェントを利用するにあたって、転職エージェントの「立ち位置」は理解しておかなければなりません。

 

すなわち、転職エージェントはあなたの転職が成功して初めて求人企業から報酬を得ることができる、ということを理解して利用しなければなりません。

 

我々求職者は無料で利用できる転職エージェントですが、彼らは慈善事業を行っているわけではありません。

彼らは彼らの利益のために、我々を手伝ってくれているのです。

 

だから転職しない方がいいケースでも「あなたは転職しない方が幸せですよ」とは、なかなか言ってもらえないことを忘れてはいけません。

 

質の低い転職エージェントの中には、転職を急がされたり、無理やり転職させられそうになったりすることもあるようです。

 

でも普通の転職エージェントなら、意に介さない転職を実現させてもミスマッチが生じるだけであることをよく理解しています。

そしてミスマッチを生じさせることによって求職者のみならず、求人企業の信頼までを失ってしまうことをしっかり理解しており、無理強いすることはありません。

現に私が利用しているマイナビ会計士ジャスネットキャリアMS-Japanについては、転職を急がされたり、無理強いされたりしたことは一度もありません。

複数の転職エージェントに登録しておく

転職エージェントは、一つに集中するよりは複数登録しておくのがいいと思います。

 

転職エージェントが保有する求人案件の8割くらいは、他の転職エージェントと重複しています。

でも2割くらいはその転職エージェントでしか取り扱っていない独自の案件があるものです。

 

私は存在する求人案件をすべてテーブルの上に並べた上で、ベストと思われる案件を選びたいので、案件を網羅するためにマイナビ会計士ジャスネットキャリアMS-Japanの3社で登録しています。

 

この3社で登録しておけば、感覚的には会計士向けの案件はほぼすべてが網羅できていると思います。

 

 

また転職活動を進める上で、意外と無視できないのは担当アドバイザーとの相性です。

転職活動においては私の人生を左右する重大な決断をするわけなので、アドバイザーを信頼できることは最重要要件です。

相性が合わない場合は担当をチェンジしてもらうことも可能なのですが、相性の合うアドバイザーと出会えるかどうかは運しだいという面もあります。

その確率を上げるためにも複数のエージェントで登録するのは有効だと思います。

 

ただし担当アドバイザーには、複数のエージェントを利用していることは伝えておくべきです。

同じ求人案件に対して複数のエージェントからアプローチすることはルール違反なのですが、下手にうそをついて後でトラブルになっても困ります。

だからこそ複数のエージェントを利用していることを隠すよりも、きちんとオープンにしておくべきだと思います。

オープンにしておくことによって、他社の求人案件についてのセカンドオピニオンも聞くことが可能になります。

 

まとめ

公認会計士の転職において、すべてを転職エージェント任せにするべきではありません。

「彼らは彼らの利益のために我々の相談に乗ってくれている」ということは、転職エージェントを利用するなら、当然理解しておくべきことであり、それが嫌なら転職エージェントは利用すべきではありません。

 

でも転職エージェントを利用することには、余りあるメリットがあることは上述のとおりです。

 

転職エージェントに一度登録したら必ず転職しないといけないわけではありませんし、登録後に何か違うなと思ったなら利用をやめればいいだけです。

 

監査法人で限界を感じている人は、うまく転職エージェントを利用して、新たな世界を切り開いていってほしいと思います。

 

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