こんにちは。
「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。
公認会計士試験に合格すると大半の人が監査法人に入所するのですが、明確なキャリアプランを持って入所する人はほんの一握りです。
その他多くの会計士たちは、何となく監査法人に入り、上司や先輩たちに言われるがまま働いているのが現実です。
これでは20年前の私と全く同じではないか。
監査法人でパートナーになれるのは入所した会計士10人のうち、たった1人です。
その他の9人はパートナーにはなれず、40代になる頃には監査法人で居場所を失うことになり、辛い立場に追いやられてしまいます。
そうなってから慌てて次のキャリアを探しても、監査しかしてこなかった40代会計士を雇ってくれる企業はそう多くはありません。
ではどうすれば私の二の舞にならずに済むのか。
遅くとも30代のうちに監査法人からの出口戦略を考えるしかありません。
パートナーを目指すなら本気で目指せ
私は監査法人でパートナーになることを否定しているわけではありません。
監査法人でパートナーになれない人に居場所が残されていないのは、業界が持つ構造的問題が原因です。
もし自分が同期10人の中で一番目あるいは二番目に優秀だと思えるなら、監査法人でパートナーを目指すといいと思います。
でも能力だけでパートナーになれるほど監査法人は甘くはないので、目指すからには本気で目指してほしいと思います。
またその過程で嫌なこともたくさんあると思いますが、我慢するしかありません。
反対に自分は取り立てて優秀でもない”普通の会計士”だと思うのなら、早晩監査法人での居場所を失うことになりますので、若いうちに監査法人からの出口戦略を考えるようにしてください。
情報収集から始めればいい
このまま監査法人に残っても先がないことは分かっている、でも何から始めればいいのやら…
と思っている人も多いと思います。
そんな人は以下の記事を読んでみてください。
そして一度転職エージェントのキャリアコンサルタントと話をしてみることをおすすめします。
情報収集目的での転職エージェントの利用も公式に認められていることなので、遠慮することはありません。
※マイナビのプロモーションを含みます。
下手に登録なんかしたら無理やり転職させられるのではないかと心配になる方もいると思いますが、私はそんな思いをしたことはありませんので、安心して利用すればいいと思います。
まとめ
私は仕事ができないわけでもないが、取り立てて優秀でもない”普通の会計士”です。
にもかかわらず監査法人にズルズルと居ついてしまい、今になって困った立場に立たされてしまっています。
皆さんには同じ轍は踏んでもらいたくありません。
どうかできるだけ若いうちに監査法人からの出口戦略について真剣に考えてほしいと思います。
そして多くの公認会計士が、自分らしい会計士人生を歩めることを願います。
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