パートナーを目指すならパートナーの犬になれ【監査法人での処世術】

こんにちは。

 

暑い日が続いていますね。

今年の7月は例年にないほど雨が多かったのですが、8月は異常なくらい高温な日が続いています。

チベット高気圧と太平洋高気圧の2つの高気圧が日本上空で蓋をするように覆っているのが原因らしいのですが、ちょっと頑張りすぎですね。

 

まあほとんど外出していませんので、影響がないといえばないのですが、早く涼しくなってくれることを願うばかりです。

 

そんな私のプロフィールは以下のとおりです。

 

  • 90年代後半に第二次試験に合格し、大手監査法人に入所
  • 監査業務を中心にIPO支援、その他コンサルティング業務にも従事
  • バックオフィス系部署や地方事務所での勤務、大手監査法人間での転職も経験
  • ほぼ規定年数でシニアマネージャまで昇進

 

監査法人で働いている皆さんの中には、監査法人でパートナーになることを目指している方もいらっしゃると思います。

監査法人でパートナーになるのを目指すなら、上司であるパートナーには絶対服従しておいたほうがいいですよ。

私もシニアマネージャになるくらいまでは、パートナーの言うことに異を唱えたことはありませんでした。

 

なぜパートナーに絶対服従しておくべきなのか。

 

今日はこれについて深堀したいと思います。

 

パートナー登用への道

パートナーになるためには、まず部門の中でパートナー候補者に選ばれる必要があります。

候補者になるためには、まずは直属のパートナーが推薦してくれないといけません。直属のパートナーが推薦してくれて初めて候補者として土俵に上がれることになります。

 

他法人に勤める友人から聞いた話だと監査法人によっては自部門以外のパートナーからの推薦が必要なこともあるようです。

そうなると法人内である程度名前を売っておかないと推薦すら得られないということになるようです。

 

そして候補者になることができたら、今度は選考会議に進むことになります。

選考会議では候補者たちの面談もあります。

理事や部門長たちを前にして「パートナーになってどう法人に貢献するのか」についてアピールしなければなりません。

甘い考えで面談に挑むと理事や部門長からのするどい突っ込みが飛んできて、けちょんけちょんにやられてしまいます。

 

また理事や部門長の手元にはこれまでの実績がまとめられた資料が置かれています。

これが他の候補者と比べて見劣りするようなら、選考を通過することはありません。

選考を無事通過するためにも、十分な実績を積み上げておくことが重要になります。

もしこれまでに目覚ましい成果を上げているなど理事や他部門の部門長にも名前を知ってもらえているようなら、選考はスムーズに進むことでしょう。

 

そして選考会議を無事通過できた場合は、最終的に年1回パートナー全員が参加する社員総会で承認されて晴れてパートナーに登用ということになります。

 

二十年くらい前までは監査法人に残った人のほとんどが年功序列的にパートナーになれていましたが、今はそういう時代ではありません。

パートナーになるためには目に見える成果を如何にたくさん上げるかが重要になってきます。

 

パートナーになるためには、自部門でパートナー候補者に選ばれたのち、選考会議で理事や他部門の部門長たちに認められて初めてなれるもの

 

優秀な先輩だったのに

かつて私が所属する部門にとても優秀な先輩がいました。

上司からの評価も高かったのですが、同僚や部下、クライアントからの評価も高く、この人がパートナーになれないなら誰がパートナーになるのかと思われていたような人でした。

でも選考会議まで2年連続進んだのですが、結果的にその先輩はパートナーになることができず、その数年後監査法人を去っていくことになりました。

 

その先輩が選考会議でどのように評価されていたのかは分かりません。

でも私はこの時から「パートナーの指示に従って働いているだけではパートナーになれない」と強く思うようになりました。

そしてパートナーの指示など二の次にして独自路線で成果を追い求めるようになりました。

でもこれは大きな誤りでした。

 

「パートナーの指示に従って働いているだけではパートナーになれない」は真実。でもパートナーの指示に従わないのは誤ったやり方

 

「パートナーに好かれること」は必要条件

かつての私はパートナーの指示には完全服従で、「パートナーが喜ぶかどうか」を基準にして日々働いていました。

こんな私をパートナーは使い勝手がいいと考え、さまざまな場面で目を掛けてくれていたように思います。

 

でも上記の先輩がパートナーになれなかったのを目の当たりにして、考えが180度変わり、パートナーの意向など無視して仕事をするようになりました。

その結果、パートナーは意向を無視する私を良くは思わないようになり、目を掛けられることはなくなってしまいました。

 

パートナーたちもマネジメントから求められる成果を出すのに必死です。

そのため自身に貢献してくれる部下たちを重用し、なんとか成果を出そうと日々もがいています。

そんな中、意向を無視するような部下に構ってなんかいられません。

少しでも自身に貢献してくれる部下たちを取り立てて、より多くの成果を出すことに懸命なのです。

 

「パートナーに好かれること」はパートナーになるための十分条件ではありません。

でも少なくともパートナーに好かれていなければ、選考会議に向けての推薦すら得られなくなってしまいます。

 

パートナーになりたいと思うなら、パートナーたちの自慰行為とも思えることにも快く付き合ってあげましょう。

後ろから手を伸ばしてあげて「気持ちいいでしょ?気持ちいいでしょ?」と言いながら手伝ってあげなくてはなりません。

例えそれがどんなにバカバカしくても、パートナーになりたいなら、我慢するしかありません。

 

パートナーに好かれることはパートナーになるための十分条件ではないが、必要条件ではある

 

まとめ

パートナーたちは自分の成果に貢献してくれる部下たちを選んでパートナーにします。

反対に自分の言うことを聞かないような者をパートナーにすることは絶対にありません。

 

パートナーになりたければ力を持ったパートナーに絶対服従の犬になるしかありません。

そのうえで他部門のパートナーたちから異論が出ないように、誰もが認めてくれるような成果を出して選考会議に挑まなくてはなりません。

 

そんなことまでしてパートナーになりたくないと考える人もいると思います。

そう思うなら、自らのセカンドキャリアを真剣に考えるようにしてほしいと思います。

公認会計士のキャリアは監査法人でパートナーになることだけではないのだから。

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