こんにちは。
「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。
新型コロナウィルスの感染が拡大しているせいで思うような転職活動ができていないのですが、求人情報の収集は全力で続けています。
そんな中、今回は今月見つけた会計士向けの求人情報をいくつか紹介したいと思います。
ワクチンが我々にも行き届くようになれば、世の中は一気に正常化へ向かうはず。
この波に乗り遅れないようにするためにも、準備だけは万全に整えておきたいと思います。
IPO準備会社の監査役
皆さんもご承知のとおり、上場会社等での社外役員のニーズはどんどん高まっています。
将来的には複数の上場会社等の社外役員を務めるという働き方も面白そうです。
とはいえ上場会社等の社外役員ともなればそれなりの経験が求められることになるはずで、監査法人からいきなり監査役というのは難しいように思います。
そんなときは、以下のような会社で役員としてのキャリアを積むのはどうでしょうか。
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求人ポジションはIPO準備中の水産事業を営む会社の常勤監査役です。
必須条件が設けられているのですが、公認会計士の資格があれば条件は満たします。
IPO準備中ということもあり、通常の監査役の役割を超えて、執行サイドをサポートできることをアピールすれば、採用してもらえる可能性は高まるように思います。
ここで監査役としてのキャリアを経験しておけば、次回以降、格段に社外役員の求人への応募がしやすくなると思います。
普通の会計士が職業的社外役員を目指すなら、入り口はこのような案件が入りやすくていいのではないでしょうか。
勤務地は東京で、週3日から4日の勤務が予定されているようです。
想定年収は400万円から600万円とされており、フルタイムで働きたい方には少々物足りない年収かもしれません。
将来的に複数の社外役員を兼務するためと考えるなら、当面の年収ダウンは受け入れるべきかもしれません。
あるいは今の私のように収入よりワークライフバランスを重視するなら、週3日から4日の勤務で600万円程度なら十分だとも思います。
常勤監査役(想定年収高め)
こちらもIPO準備会社の常勤監査役の求人案件です。
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特筆すべきは想定年収が500万円から900万円と高めに設定されている点です。
ワークライフバランスを重視しながら働きたいけど、年収を落としたくないという人には魅力的な案件なのではないでしょうか。
勤務地は横浜みなとみらいエリアです。
IPO準備期間中はフルタイムではないにしても、週4日から5日の在宅を織り交ぜながらの勤務を希望されていますので、この点には注意が必要です。
公認会計士であることは必須条件にはされておらず、常勤監査役の経験やIPO準備会社や上場企業での経理や内部監査の経験を必要条件とされているのですが、公認会計士として5年以上監査に携わっている方なら応募条件は十分に満たすように思います。
この案件もIPO準備会社の求人案件ということもあり、IPOを実現させるため、監査役の役割を超えて執行サイドをサポートできることをアピールすれば、採用の可能性は高まるように思います。
公認会計士の資格だけでは、社外役員兼務への道は決して広くはないように思いますが、このような案件をワンクッション挟むことによって、複数の社外役員を兼務する働き方への道が開けるのではないでしょうか。
経理財務スペシャリスト(想定年収高め)
IT・通信企業での経理財務スペシャリストの求人案件です。
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特筆すべきは想定年収が800万円から1,200万円と高めに設定されている点です。
監査法人を辞めたくて仕方ないけど、年収は落とせないという方には魅力的な案件なのではないでしょうか。
具体的な業務内容は
- 管理会計
- 予算実績管理業務
- 部門採算・プロジェクト採算管理
- 税務会計
- 国内単体税務申告書の作成(顧問税理士のサポート有)
- 月次、四半期、年次決算業務
- 各決算書類の作成又はサポート(会社法(事業報告書、計算書類等)、金商法(四半期・有価証券報告書)、取引所規則(決算短信)
などとされており、能力等に応じて
- 各拠点とやり取りをしながら連結決算業務の推進を実施
- 子会社の管理
- 投資対効果検証 等
を担当することもあるようです。
業務内容を見ている限り監査法人で5年以上監査の経験を積んでいれば、ある程度対応できるような業務ばかりではないでしょうか。
応募のための必須条件は、公認会計士または短答式試験合格者等とされており
- 事業会社にて経理実務のご経験がある方(IPO準備や上場企業での経験があると尚可)
- 税効果、IFRS、改定監査基準など、近年の国内会計基準に対する熟知
- 管理会計の知識 等
があれば尚可ということのようです。
IFRS導入予定会社の経理(想定年収高め)
IFRS導入を予定している生命保険会社の経理職の案件で2名採用予定のようです。
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想定年収は500万円から1,200万円と高めに設定されている案件です。
主計部に所属し、
- IFRS導入プロジェクト
- 本体の単体の決算や開示、管理会計業務(日本会計基準)
のいずれかの業務をメインにして働くことになるようです。
私はIFRS導入プロジェクトの経験はありませんが、監査法人でIFRS導入会社に関与したことがある方にはおすすめの案件なのではないでしょうか。
一般事業会社で定年まで働くことを考えるなら、このような会社で働くことも悪くないように思います。
IFRS導入予定ということで語学力が求められるのかと思いきや、不要とされていますので、語学力に不安のある方も安心して応募できます。
まとめ
実務をバリバリこなす働き方だと、年を取ってからは少々きついかもしれません。
その点、複数の社外役員を兼務する働き方のように経験や知識を切り売りする働き方なら、年を取ってからも無理なく働けるのだと思います。
普通の会計士がいきなり上場企業の社外役員に就任することは難しいと思います。
だからこそIPO準備会社等の監査役でキャリアを積み重ね、将来的に上場会社等の社外役員のポジションを狙うというのは戦略的にもありな生き方なのではないでしょうか。
公認会計士向けの求人と言っても、さまざまな仕事がありますので、その中で自分らしい生き方ができる仕事を見つけることが大事なのだと思います。
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