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コロナ禍でも探せばあるもんだ【今月見つけた会計士向け求人4選】

こんにちは。

「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。

 

 

コロナ禍の現在、失業率がジワリジワリと上昇し、求人倍率も低下しているようです。

先行きがますます不透明になる中、企業サイドも新たな採用を抑制しようとする動きも見られます。

 

このような環境は転職を考えている私のとって不利な状況のようにも思えます。

 

でも実際に数々の求人情報を読み漁っていると、ここぞとばかり積極的に求人を出している企業も意外に多いことに気付かされます。

 

確かにコロナ禍で打撃を受けている企業も少なくはないのでしょうが、環境変化に合わせて柔軟に企業戦略を変化させてきた企業にとっては、またとないチャンスにもなっているということだと思います。

 

今回はそんな中で私が見つけた面白そうな求人情報を紹介したいと思います。

40代の私には応募しにくい案件だったりするのですが、もし私が20代あるいは30代前半までなら応募していたかもしれません。

 

興味のある方は見ていってください。

 

税務会計スタッフ(海外勤務)

求人ポジションは会計事務所の税務会計スタッフなのですが、当該会計事務所は複数の海外拠点を持っているらしく、海外勤務が前提の求人となっています。

 

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大手監査法人出身の公認会計士が設立した事務所です。

会計、財務、税務の各分野において幅広くサービス提供を行っているようなのですが、特に日系ベンチャー企業や外資系企業などへの税務サポートやIFRS導入支援業務、IPO支援業務、M&Aに係るFAS業務などに力を入れている会計事務所のようです。

一般事業会社の海外勤務を前提にした求人はたまに見かけるのですが、会計事務所で海外勤務が前提の求人は珍しいと思います。

若いうちに海外事務所での勤務経験を積んでおきたいという人にとっては、興味深い求人ではないでしょうか。

海外での勤務期間は最低でも三年とされており、希望者はさらに長期滞在可能とされています。

海外勤務が前提ということなので英語力は必要なのですが、TOEICのスコア700が目安ということなので、スタート時点でそこまで高い英語力が求められているわけではないのも魅力的です。

 

生涯、会計士の資格で食っていきたいなら他の会計士と差別化できるスキルを身に付けなければなりません。

その点、海外での実務経験は稀有なスキルになりえます。

また若いうちに海外に身を置いて自分を追い込むのも良い経験だと思います。

変化への対応力は何よりも重要な資質だと思うのですが、若いうちにこのような環境で自分を鍛えておくのも面白いと思います。

 

残念ながら想定年収は低めなのですが、稀有なスキルを獲得できることを考えれば、将来への投資と捉えてもいいのではないでしょうか。

 

海外での実務経験は貴重なスキルとなる。それ以上に厳しい環境に自分を置くことで変化への対応力を身に付けることが可能になる

IPO準備会社のCFO候補(地方勤務)

求人ポジションはIPOを目指しているシステム会社のCFO、管理部長です。

 

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この求人の特徴は勤務地が新潟であるという点です。

公認会計士向けの求人の多くは、東京や大阪、名古屋といった大都市圏周辺に偏っています。

そんな中で地方での公認会計士向けの求人は貴重な存在です。

新潟出身の方はもとより、新潟には縁もゆかりもない方でも地方でのスローライフを考えている方ならば、一考の価値はあるのではないでしょうか。

 

具体的な仕事内容はIPO準備会社ということもあり、管理部門全般を管理し、IPOできる体制づくりを進めることです。

すでに体制が出来上がった会社ではないため、求人ポジションはCFOなのですが、管理だけではなくプレイングマネージャーとして実務にも期待されている点は留意が必要です。

想定年収は960万円 ~ 1200万円とされており、シニアクラスあるいはマネージャクラスの方であれば年収アップを狙えそうです。

またIPOを目指すということなので、合わせてストックオプション等についても入社時に交渉しておくのもいいと思います。

予定通り上場を果せたときは、思わぬ資産を手に入れることができるかもしれません。

 

IPOを目指す会社ならエージェントを通じてストックオプション付与について交渉するのも一つの方法

経理職(東証一部上場、海外勤務)

求人ポジションは経理職で、将来的に海外駐在のチャンスがある求人となります。

 

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先ほどは海外勤務が前提の会計事務所の求人でしたが、これは海外勤務が前提の東証一部上場の一般事業会社の求人です。

海外勤務の場合の具体的な仕事内容は、日常管理業務(管理全般)、決算業務(子会社単体)、予算策定業務(子会社単体)、レポーティング業務(予実分析)、監査法人対応などになります。

駐在期間は3年から7年程度が想定されているようです。

海外勤務が前提ということなので英語力は必須とされており、TOEICで730以上のスコアが要求されています。

入社後すぐに海外勤務を希望する人を積極的に採用するということなので、すぐにでも海外で働きたいという人にはうってつけの求人なのではないでしょうか。

 

想定年収は550万円 ~ 850万円ということなのですが、これとは別に経験、実績等を踏まえて資格手当を年60万円~120万円支給するということなので、合計すると年収は610万円~970万円になります。

また一般事業会社では協会費用は自己負担になることも少なくないのですが、全額会社が負担してくれるようです。

マネージャになりたてくらいまでの方なら年収アップも狙える案件だと思います。

 

公認会計士向けの一般事業会社の求人では英語力を求められることが少なくない。ある程度英語力があるなら、一般事業会社で勝負するのもひとつの選択肢

取締役CFO(公認会計士限定)

求人ポジションはIPOを目指すIT企業の取締役CFOで、四大監査法人出身の公認会計士に限定した求人になります。

 

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代表取締役直下で、管理部門業務や上場準備業務を任せるということなので、まさに社長の右腕として働くことになります。

具体的な業務内容は決算業務(現在アウトソースしておりますが内製化予定)、証券会社、監査法人対応、IPO準備業務(Ⅰの部、Ⅱの部の作成など)、予算立案及び管理、予算実績再分析等、管理会計(財務分析から経営層へのレポーティング)、資本政策、事業戦略、資本業務提携に関する業務、資金調達(上場までに3~5億程度目標)などとされています。

 

公認会会計士限定の求人はよく見かけますが、四大監査法人出身者限定の求人というのは初めて見ました。

アーリーステージにある会社なので経営者、従業員とも若い人が多いことが想定され、今回の求人も若い会計士を求めているのかもしれません。

そのためポテンシャル重視での採用を考えているため、四大監査法人出身者に限定しているのかもしれません。

 

想定年収は800万円 ~ 1000万円ということなので、マネージャクラスまでの方なら年収アップを十分狙える求人だと思います。

先ほどのIPO準備会社の案件同様、この会社を選ぶならエージェントを通じてストックオプション等の付与についての交渉もしておきたいところです。

 

右腕になってくれるような公認会計士を求める経営者は少なくない。経営者のビジョンに共感できるなら一緒になって会社を成長させるのも面白いはず

まとめ

コロナ禍の現在でもすべての企業がダメージを受けているわけではありません。

丁寧に探すと中には面白そうな案件を見つけることも可能です。

 

若いうちに身一つで海外へ出ていって厳しい環境に置くことで自分を鍛えるのも良い経験になると思います。

あるいは地方へ移住してライフワークバランス重視の生活を目指すのも選択肢の一つだと思います。

 

私は40代まで監査法人に居残ってしまったがゆえに、今になって困った状況に追い込まれてしまっています。

皆さんには私と同じ轍を踏まないためにも、市場価値の高いうちに自らのセカンドキャリアを真剣に考えるようにしてもらえればと思います。

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