こんにちは。
「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。
転職活動しているとたくさんの求人情報を見ることになります。
会計士としての知識や経験を活かし第一線での活躍を求める案件や独立開業のための知識や経験を効率よく獲得できそうな案件、ライフワークバランスを重視している職場の案件など、さまざまな会計士向けの求人を見つけることができます。
今回はそんな中でもライフワークバランスを重視する方にもおすすめの案件をピックアップして紹介したいと思います。
ライフワークバランスを重視されている同業者の方の参考になれば幸いです。
開示書類作成支援会社
有価証券報告書や四半期報告書、決算短信、計算書類など法定開示書類の作成支援に特化した会社の求人です。
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開示チェックが得意な方にいかがでしょうか。
求人ポジションが正社員の他に業務委託もあるようなので、独立開業を考えている方にもいいかもしれません。
開業当初はお客さんも少ないことから、監査法人の非常勤勤務等などで食いつなぐことになることが多いのですが、この会社の業務委託も利用できそうですね。
私は開示チェックが苦手なのですが、面白みを感じている方もいらっしゃると思います。
作り手側に回ることになるのだと思いますが、普段のチェックでも修正案を提示されていると思いますので、現状の延長で考えられる仕事ではないでしょうか。
「こうすればもっといい開示になるのに」と普段の開示チェックでストレスをためていらっしゃる方は、作り手側に回ることによって理想の開示書類を作成することができるかもしれません。
業務はやはり四半期毎に繁忙期と閑散期を繰り返すようです。
とはいえ想定残業時間は繁忙期でも10時間から40時間とされていますので、ライフワークバランスを重視される方にとっても働きやすそうな職場なのではないでしょうか。
想定年収も600万円から1,000万円とされており、悪くなさそうです。
開示チェックが大好きという方は、検討してみても良い案件ではないでしょうか。
一部上場グルーバル企業の経理
業界における世界トップシェアを誇る一部上場企業の経理職の求人で、求人ポジションは経理リーダー候補とされています。
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WLB(ワークライフバランス)良好とされていますので、ワークライフバランスを重視される方にいかがでしょうか。
また求人の必須要件は公認会計士か税理士資格を有することとされており、以下のようなスキルを有する方はさらに歓迎されるようです。
- 連結グループの予算編成や予実管理等の管理会計の実務経験をお持ちの方
- 内部統制や監査対応の経験をお持ちの方
- 税務申告、海外税務の知識や実務経験をお持ちの方
連結グループの予算編成や予実管理などは往査先の企業が実施している事例をいくつか知っている方なら十分対応可能なのではないでしょうか。
また内部統制や監査対応については何も言うことはないと思います。
税務申告等については若干不安が残るかもしれませんが、調べながらやれば十分対応できるでしょう。
フレックス制を採用しているようなので、出社時間をずらすなどすれば通勤ラッシュを回避できるのもうれしいですね。
一部上場のグローバル企業ということもあって福利厚生等は充実してそうです。
想定年収は500万円から900万円とシニアからマネージャになりたてくらいまでの方なら年収を下げずに済みそうです。
定年まで安心して働けることを重視するなら、このような企業もいいかもしれません。
東証一部上場企業での内部監査職
東証一部上場企業の内部監査職の求人です。
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具体的な業務内容は、同社及び国内関係会社、海外合弁会社の会計監査及び内部統制業務を担当するとされています。
リスクの未然防止を課題にしており、グループの管理体制強化を図るために今回の募集を行っているようです。
こちらの企業は残業が少ないことをアピールされているようですの、ワークライフバランスを重視される方にはピッタリなのではないでしょうか。
業務内容も会計監査や内部統制業務ということであれば、監査法人での仕事の延長線上で考えることもできると思います。
こういった延長線上の仕事を選ぶことによって、全く新しいことを始めるよりも、負担は少なく働けるのではないでしょうか。
黒字経営を50年以上続けている老舗化学メーカーということなので、安心して定年まで働けそうなのも魅力の一つだと思います。
想定年収については700万円から1,000万円とされていますので、シニアからマネージャまでの方なら年収を下げずに済みそうです。
ライフワークバランスを重視される方は検討してみてください。
急成長ベンチャー企業での会計顧問
予備校を運営するベンチャー企業での会計顧問の求人です。
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勤務日数が週2日から3日程度とされているのが特徴です。
業務は会計領域の顧問として各種社内フローの構築・整備・改善を担当することになるようです。
具体的には以下のような業務が想定されているようです。
- 内部統制
- 経理関連規定の作成、改訂
- 経営企画業務(中期経営計画・予実管理など)
またその上で、課題や不足しているやリソースを導き出し、その後の人材採用等でもアドバイスすることも期待されているようです。
どのようなスキルを持った人の採用が必要かを定義してあげればいいということだと思います。
想定年収は400万円から700万円とフルタイム勤務よりは想定年収が低めですが、勤務日数が週2日から3日と考えれば、効率は良さそうです。
私は以下の記事でも書いたように少しペースを落として働くことも考えています。
そうであるなら今まで得てきた経験や知識をもとに、週2日から3日働いて400万円以上の年収を得られるなら十分に検討に値すると考えています。
私のようなパターン以外でも、一定の収入を確保しながら空いた時間で起業を目指す方などにもおすすめの求人なのではないでしょうか。
なお創業者は外国人ということなので、入社後の期待ギャップを避けるためにも、条件等は詳細まで詰めておいたほうが良さそうです。
まとめ
公認会計士だからといって、仕事に生きなければならないわけではありません。
愛する家族や子どもたちとの時間を大切にしながら生きていきたい人だってたくさんいると思います。
今回ピックアップした求人は、そんなライフワークバランスを重視する人にも、おすすめできる求人だったのではないでしょうか。
監査法人ではパートナーにならない限り、定年まで働くことはできません。
ライフワークバランスを重視しながらパートナーになれるほど監査法人は甘い世界ではありません。
ライフワークバランスを重視する生き方をするなら、少しでも自分を高く売れるうちに、自身のセカンドキャリアについて真剣に考えるようにしてほしいと思います。
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