こんにちは。
「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。
昨年から始めた転職活動なのですが、新型コロナウイルスの感染拡大にせいで思うように動けない日が続いています。
でもこれは私だけに限ったことではないことから、焦ることなくじっくり対応していきたいと考えています。
それに事態が収束したときは逆にチャンスかもしれません。
それまで採用を控えていた分も含めて一気に求人情報が出てくるはずで、一時的な売り手市場になることが予想されます。
このチャンスをしっかり捉えて、思い通りの転職を果したいと思います。
今回はそんな中で今月見つけた公認会計士向けの面白そうな求人情報を紹介していきたいと思います。
修了考査も終わったし、そろそろ次のキャリアのことを考えているという方の参考になればと思います。
中堅監査法人IT監査業務
求人ポジションは中堅監査法人のスタッフからシニアマネージャなのですが、IT監査に従事することが前提の求人です。
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具体的な業務内容は、会計監査支援(システムレビュー)や86号保証業務、ISAE3402、SSAE16等/内部統制評価支援業務などIT監査関連業務の他、SOX対応支援、内部統制構築支援、リスク・ガバナンスアドバイザリーなどの非監査業務にも従事できるようです。
監査業務と非監査業務の割合については8:2くらいが予定されており監査業務の比重が高いようです。
気になる経験ですが、マネージャやシニア待遇での転職の場合は、IT監査の経験が必要なようですが、スタッフ待遇での転職なら経験がなくても大丈夫みたいです。
想定年収が600万円から1,000万円ということなので大手と比べても遜色ないのもいいですね。
大手監査法人ではパートナーになるのは難しく、いずれ退職するしか道がなくなってしまいます。
その点、中堅監査法人の方がパートナーにはなりやすいので、中堅監査法人でセカンドキャリアを模索するのも一つの方法だと思います。
ITに興味があるならこのような仕事でプラスアルファのスキルを身に付けるのもいいのではないのでしょうか。
上場企業経理財務部管理職
求人ポジションは大阪の上場企業の経理財務部での管理職です。
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会社は中小企業向けのクラウドサービスを展開する企業で、今後の成長が期待できる分野の事業を営む会社です。
また社長を始めとしてその他役員も40代が多いという全体的に若い会社の求人です。
最初は本体の経理財務部で業務マネジメントを行うようですが、将来的には海外子会社の経理部門のマネジメントに従事する可能性もあるようです。
従って英語が堪能であることが希望条件となっています。
本体経理財務部での具体的な業務は、通常の決算業務や連結決算業務の他、子会社決算業務、税務申告(法人税・消費税など)、監査法人対応、開示業務などが予定されています。
また上記の他に製品開発支援(主に経費精算システム・帳票発行システム)なども予定されており、経理業務だけでは物足りないと考えている方にもいいのではないでしょうか。
想定年収は967万円 ~ 1085万円と一般事業会社の経理としては破格の好待遇です。
シニアクラスの人なら転職によって年収は確実にアップすることになりますね。
転職によって年収を下げたくないという人にもおすすめの求人情報だと思います。
独立系大手優良会計事務所
求人ポジションはプライベートエクイティ/ファンドの会計・税務アドバイザリーです。
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他の会計士が持たないとんがったスキルを身に付けたいと考えている人におすすめの求人です。
具体的な業務は、国内の大手金融機関やVC、独立系投資会社などが組成するファンドの会計や税務業務やファンド投資家への会計・税務アドバイザリー業務を行い、経験が積み上がったらビジネスマーケティングなども担当させてもらえるようです。
ファンドの監査経験がある人のみならず、監査法人での監査経験が3~4年ある人なら応募条件を満たすようです。
このような会計事務所で稀有なスキルを身に付け、将来はこのスキルを武器に独立開業するのも面白いと思います。
想定年収は450万円から1,000万円とこれまでの経験によって幅があるようですが、スキル獲得を目的にするなら年収ダウンでも将来の投資になるのではないでしょうか。
マスコミ(キー局)の本社経理
求人ポジションはマスコミ(キー局)の本社経理部です。
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将来的には同局内の財務戦略部や経営企画室等へのジョブローテーションも予定されているようなので、経理業務だけでは物足りない人でも楽しめ仕事なのではないでしょうか。
本社経理部での具体的な業務は、連結決算業務や開示資料作成、監査法人対応などに加え、税務申告業務や税調査対応、各部署からの税務相談対応なども予定されています。
必要な経験は、監査業務でのインチャージの経験、あるいは会計アドバイザリーの経験ということなのでシニアクラスがターゲットだと思います。
マスコミでキー局の求人情報ということもあり、想定年収が750万円 ~ 920万円と経理業務の求人としては破格の好待遇です。
スタートでこれなので、その後のキャリアによっては更なる高給を目指すことも可能かもしれません。
まとめ
なんとなく監査法人に就職してしまった人にとっては、なかなか実際の転職のイメージはつかめないかもしれません。
そんな人は具体的な求人情報を集めることから始めればいいと思います。
公認会計士の求人情報といえば日本公認会計士協会が運営する「Career Navi」が有名ですが、掲載されている求人情報は限定的です。
一方で私が利用しているような転職エージェントは会計士向けの求人情報をたくさん持っており、丁寧に探していけばきっと希望に合った転職先を見つけることができると思います。
監査法人でパートナーになれるのは、ごく一握りの優秀な人材だけで、その他の普通の会計士たちはいずれ監査法人を辞めざるを得なくなってしまいます。
40代での転職には厳しいものがありますので、少しでも若いうちに自分にあったセカンドキャリアを見つけるようにしてほしいと思います。
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