こんにちは。
「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。
独立開業された公認会計士の中には、監査法人を辞めていきなり開業された方もいらっしゃいます。
でも独立開業後の仕事と監査法人で経験する仕事は全く異なりますので、スタートでいきなり躓くことになるようです。
それを避けるためには、独立開業前に十分な準備期間を設けることが必要です。
その準備の中で最も重要なのが、独立開業後にやることとなる業務に必要となるスキルの獲得です。
今回は独立開業前に必要となるスキルを獲得するのにピッタリと思われる仕事を見つけましたので、いくつか紹介したいと思います。
近い将来、監査法人を辞めて独立開業しようと考えていらっしゃる方は、ぜひ読んでいってください。
後継者候補の求人
神楽坂にある会計士事務所の後継者候補の求人です。
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後継者を探している会計事務所に転職することによって、独立開業に必要なスキルと顧客の両方を獲得することも可能です。
所長の年齢や他の有資格者の有無、事務所引継ぎ後ののれん代など確認すべきことはたくさんありますが、ゼロスタートは避けたいと思っている人には良い案件なのではないでしょうか。
業務内容は税務会計業務全般とされており、具体的には
- 法人10社程/個人5名程
- 記帳代行
- 試算表作成
- 決算、申告書作成
とされています。
入社後は記帳代行をメインに申告書作成業務まで一通り任せて、徐々に慣れた後は、10社程度を担当することになるようです。
これを読むかぎり比較的ゆっくりと経験を積ませてもらえそうです。
またさらにスキルアップしたければ、財団法人の担当やM&A業務、監査補助や国際税務などにも携われるようです。
うれしいことに税務未経験の会計士も歓迎とされていますので、監査法人退職後のワンステップとして最適なのではないでしょうか。
給料は500万円から800万円とされていますので、スタッフからシニアクラスまでの方なら年収は下げずに済みそうです。
独立開業も応援してもらえる求人
法人、医業、資産税に強みを持つ会計事務所の求人で独立志向の会計士歓迎の求人です。
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転職時に将来独立開業を考えていることをオープンにすべきかどうかは難しい問題なのですが、このような会計事務所なら独立開業前提でも安心して転職できますね。
また税務の経験のない会計士でも歓迎してもらえるようです。
クライアントに上場企業もいるようで監査法人への説明対策等もサポートしていることから、会計士を歓迎しているようです。
入所後の業務内容は大別すると税務会計業務全般と資産税・相続関連業務の2つになるようで、ある程度希望にも沿ってもらえるようです。
特に資産税・相続関連業務に関しては相談実績が4,000件以上ということなので、かなり手広くやられていることがうかがえます。
独立開業後は他の税理士との差別化を図るためにも、何か一つ大きな武器になるようなスキルを身に付けておきたいものですが、資産税関連のスキルの獲得を目指すなら、このような会計事務所はうってつけなのではないでしょうか。
想定年収は350万円から1,000万円とされており、マネージャクラスの方でも担当する業務如何では年収を下げずに済むかもしれません。
M&A・再生に特化したプロフェッショナルファーム
M&A・再生案件に特化したプロフェッショナルファームの財務コンサルタントの求人です。
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独立開業後はM&Aや再生に関するスキルを武器に他の税理士と差別化したいと考えている方にはおすすめの案件なのではないでしょうか。
業務内容はM&A・再生案件に関するハンドリングやデューデリジェンス、ファイナンシャルアドバイザリー業務とされており、具体的には
- デューデリジェンスおよびバリュエーション、ビジネスマンズレビュー、会計・税務デューデリジェンス
- 予備的調査およびストラクチャリング分析、デスクトップベースの予備的調査分析、予備的ストラクチャリング分析における会計・税務上のテクニカルアドバイス
- 再生案件に対しての事業再生計画の策定
- 無形資産の価値算定および買収対価のアロケーション
- ファイナンシャルアドバイザリー業務
- 中規模程度の未公開企業同士のM&Aや企業グループ内の再編業務
などを経験させてもらえるようです。
デューデリジェンス未経験の会計士も歓迎してもらえるようなので、監査しかやったことのない会計士でも安心して応募できそうです。
想定年収は600万円から1,300万円とされており、シニアクラスの方であれば年収アップを十分狙えそうです。
少数精鋭の会計事務所の求人
少数精鋭の会計事務所での公認会計士限定の求人です。
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業務内容は
- 決算・申告書作成等の税務顧問業務
- 企業・事業再編支援業務
- 事業計画立案・実行支援業務(未来会計・成長支援業務)
- 株式公開支援業務
- デューデリジェンス、バリュエーション、M&Aアドバイザリー業務
- 企業(事業)価値評価・株価算定
- 事業承継・相続対策コンサルティング業務
- システム導入支援業務
などとされており、独立開業後に必要となるスキルは一通り経験させてもらえそうです。
少数精鋭の会計事務所ということなので、業務が担当者で分担されるようなことはなく、仕事の上流から下流まで一通り経験できそうな点も良いと思います。
スキル獲得が目的なので年収ダウンも覚悟すべきだと思いますが、こちらの求人の想定年収は600万円から800万円とされており、シニアクラスまでの方なら年収を下げずに済みそうです。
まとめ
私も監査法人を退職して独立開業することになりそうなのですが、40代後半ともなるとスキル獲得のために転職するのは難しいようです。
そこで知人のツテを頼って経験を積ませてもらえるところを探している最中なのですが、当面はほとんどタダ働きになることも覚悟しています。
20代、30代の方なら今までと変わらない給料を手にしながら経験を積ませてもらうことも可能です。
この機会をうまく利用して、スキルを獲得していってほしいと思います。
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