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監査法人で働く公認会計士の幸福論【会計士が幸せになるためには】

こんにちは。

 

「書いている人」@CPABlogです(プロフィールはこちら)。

 

監査法人で働いていると毎年、「目標」を提出させられます。

提出した目標は翌年に達成状況を評価され、未達成なら何が原因で達成できなかったのかを分析して次年度の目標を設定する、こんなことが毎年繰り返されています。

 

これはマネジメントが我々職員たちから「成果」を引き出すための仕掛けに他なりません。

我々はこのマネジメントが仕組んだ仕掛けを通じて、「成果」を出し続けることを求められています。

 

  • 新しいスキルを身に付けて、今までできなかったことができるようになる
  • 同じことでも従来より効率的に実施し、よりたくさんの仕事をこなせるようになる

 

これらを達成するから昇進したり昇給するのであり、だからこそ成果を出し続けなければならない。

そしてその先に我々の「幸せ」がある。

 

マネジメントたちはいつもそう言いますが、本当にそうなのでしょうか。

 

かつての私

かつての私も「幸せ」になるためには、マネジメントたちが求める「成果」を出し続けることが必要なのだと思い込んでいました。

 

マネジメントに求められる成果を出すべく、毎日深夜まで残業し、休日も毎週事務所に出てきて仕事をするような生活をしていました。

生きていくために最低限必要な睡眠や食事以外のほとんどの時間を仕事に費やしていたといっても過言ではないと思います。

 

そしてそうすることが正しいことだと心の底から信じて止みませんでした。

 

でも今考えれば、これは単にマネジメントたちの言葉に踊らされていただけで、大きな過ちでした。

 

大事にしているものが違う

仕事で大きな「成果」を出すことを自らの人生の目標にしている人はいいと思います。

確かに仕事でがんばったからこそ、たどり着ける特別な場所はあるように思います。

その特別な場所にたどり着くことを目標にしているなら、全集中で仕事に取り組むべきだと思います。

こういうタイプの人はマネジメントに言われるまでもなく、大きな「成果」を出すべく、努力し続けることができるはずです。

そして仕事で大きな「成果」を出せた時、無類の喜びを感じるのでしょう。

 

 

仕事で大成する人はきっとこういうタイプの人です。

 

でも世の中はそんな人ばかりではありません。

仕事で大成することを目標にしていない人たちもたくさんいます。

 

こういう人はダメな人なのでしょうか。

 

決してそんなことはありません。

 

こういうタイプの人たちを「ダメだ」と評価するのは一方的すぎるのだと思います。

仕事で大成することを望む人とは「大事にしているもの」が違うだけで、そこには優劣なんてないはずです。

 

一度きりの人生

一度きりの人生なので、後で後悔しないためにも手を抜いて生きるべきではありません。

手を抜いてしまうと、死ぬときになって後悔しても取り返しがつきません。

 

せっかくこの世に生を授かったのだから、一生懸命生きて生涯を全うすべきなのだと思います。

 

でも「一生懸命生きる」ということと「仕事で大成する」ということとは同義ではありません。

 

愛する奥さんや子供たちとの時間を大切にして生きることや、仕事以外の目標に向かって生きることも懸命に取り組んでいるなら、それは「一生懸命生きること」なのだと思います。

 

 

監査法人で働いていると毎日が忙しくて、嫌なこともたくさんあります。

嫌なことを我慢して日々忙しくしていると、「自分は一生懸命生きているのだ」と勘違いすることがあります。

でもこれは勘違いでしかありません。

転職を考えるようになって、このことがはっきり分かりました。

 

今のようにただやみくもに一日の大半を仕事に費やして生きていくと、私は死ぬときに必ず後悔することになるでしょう。

 

「自分らしく一生懸命生きる」

簡単なようでいて、とても難しいことです。

 

まとめ

監査法人にいるとマネジメントたちの思惑に、自らの価値観までもが狂わされてしまうことがあります。

 

「死ぬときに後悔するような生き方はしたくない」

これは誰もが思うことだと思います。

 

あなたは今のままで、死ぬときに後悔することはありませんか?

 

私はこれまでは思うような生き方ができませんでしたので、せめてこれからは自分らしく生きていきたいと思います。

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